お姫様のご誕生おめでとうございます。
日本有数の雛人形産地、静岡市在住の 雛人形師前田屋ひろみ(前田浩巳)と申します。
今はまだ実感がないかもしれませんが、人生の中で最も幸福な時間を過ごしているのは、お父さん・お母さんでしょう。
その大切なイベント(ひな祭り)にすこしでもお手伝いができれば 私もうれしく思います。
このページは 雛人形職人が自ら制作したページです。制作途中ですが、内容も充実させて行きます。読んでいただければきっと満足頂けると確信しています。
さあ、せっかく「ひな祭り」するんですから いっその事「お雛様を楽しんじゃいましょう」 「エー!そうだったの!!」や「目からウロコ!」そんな、だれも書いていなかった情報を満載しました。読んでくださいね!!
そしてお子様と楽しいひな祭りの思い出をたくさん作ってください。
まずは私の職人技をちょっと紹介しちゃいます。
雛人形の値段は、職人が人形1体当たりどれだけ時間を掛けるかによって決まります。職人(私)ならではの、「ここの仕立てが・・」のこだわりは「人形が主役の雛人形選び」にきっと役立つものでしょう。詳しくは「お雛様ができるまで」のページに記します。
なお、念のため申しておきますと、お雛さまはマジックでは作れません。
藁や木を使った胴組作りから
こんなに素敵な姫のできあがり
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雛祭りの楽しさ「愛の証し」
さてお雛様探し 皆さんどうしてますか? お母さんとお祖母さんだけが一生懸命ではありませんか? ほんとうはお父さんにも考えて欲しいんですが・・・確かに買う時はお嬢さんはまだ赤ちゃんで「これがほしい」なんて言えません。ですからお母さんが決めたお雛様がお嬢さんに受け継がれてゆくのです。それが大人になるまで続くのです。こんな商品は他にありません。世界中のどこの国にもありません、世界に誇れる日本独自の文化です。
お雛様には大きく分けて2つの意味が在ります。ひとつはお嬢さんに降りかかる災いを人形に背負わせる。「身代わりの願懸 」と、もうひとつはこれが意外と知られていないのですが、解りますか?・・・
では、ここでヒントの問題です、「お雛様の最小人数は何人でしょうか?」 フルセット7段15人もいますが(8段も有りましたが)・・・答えは2人です。そうなんです お雛様とは、お嬢さんは1人なのに2人でお雛様なんです。これが意味する事は・・・? 賢明な方はもうお分かりでしょう! でも続けて。・・・
ヒント問題2です、「お雛様は何をしているのでしょうか?」 どこかで答が返って来ましたね、「何かの宴会?」そう、でも何の宴会ですか?・・・・答はそうですピンポン「結婚式」です。
つまり、「大切なわが子が病気や事故に遭わずに無事に成長し、将来良い縁に恵まれ幸せな結婚をして欲しい。」そんな親が子を思う愛情の証しなのです。
よく言われる お雛様を早く仕舞わないと「行き遅れる」と言われる事からも結婚に関係している事がお分かりでしょう。 他にも色々、次も読んでね。
雛祭りの楽しさ「豊な心を育む場」
このようなお雛様のお話はお嬢さんが物心が付く(お嬢様も非常に興味を持つ)頃にお雛様を 飾る事・仕舞う事をお嬢様と一緒に行い、お話しをしてあげてください。お母さんのうれしそうな顔、丁寧に人形を持つ光景を見るお子様の心は、「誕生への感謝と喜び」「物を大切にする気持ち」に満ちあふれる事でしょう。
そして、お子様にもそっと持たせて下さい、TVの実験でこの時にお子様の脳内活性化物質が急上昇する事が知られています。
そうです昔のようにお子さんに「ママゴト遊び」させちゃいましょう。今では子供に触らせない親御さんが増えているようですが、それはちょっと違うと思うんです。「汚れても良いんです」汚れや傷を見つけたらチャンスなんです。お嬢さんに次の様に言って下さい。「お雛様のお顔傷付いちゃったね、でも○○ちゃんのお顔きれいなままよ、良かったねー!!」
「お雛様が身代わりに・・守ってくれたのね お雛さまありがとう。」これで充分お子様の心の教育ができました。
この時お子様の心の中で、「自分が生まれてきた時の事は覚えていないけれども、その時確かに両親や祖父・祖母に望まれ、喜びの中で誕生したんだ。」と確信し自分も嬉しく感じる事ができるのです。
子供は成長の過程で多くの壁にぶつかりながら大人になって行くものです。そんな中で、難題で苦しんだ時、親から受けた無条件の愛は子供の心の強い味方になるはずです。
詳しくは楽しいひな祭りの思い出作りのページを読んでください。