雛姫 製作工程 18
裳
(
も
)
と
引腰
(
ひきごし
)
裳は
二重
(
ふたえ
)
にし、上の裳は
紗
(
しゃ
)
の地に
桐と竹の刺繍
を入れて有ります。桐と竹と鳳凰の柄は最も高貴な柄と成っています。
引腰は、「かに
霰
(
あられ
)
」の柄に
五色
(
ごしき
)
の
紐
(
ひも
)
を差し通してあります。五色の紐には風水の魔よけの意味が在り十二単には欠かせない様式です。
五色の紐は他にも
檜扇
(
ひおうぎ
)
にも付けられています。前田屋ではこうした
歴史的に意味の有る物は忠実に再現
しています。
姫の着せ付け
へ戻る